ホルムズ海峡の通行料徴収と国際法

イランとアメリカとの終戦協議が続いている。その最大の争点の1つは、ホルムズ海峡を通る外国船から通行料をとろうと目論むイランの主張が認められるかどうかだ。
野村修也 2026.07.09
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(1)賠償金に代わる「通行料」

 当初イランは、アメリカとの終戦合意の中で、損害賠償の支払いを求めようとしていた。しかし、それを認めることはアメリカが敗戦を認めることに等しいため、アメリカの合意を得る可能性はもとより皆無であった。そこで、イランがこだわり始めたのが、ホルムズ海峡の「通行料」の徴収である。はたして、イランがホルムズ海峡を通航する船舶に「通行料」を課すことは、国際法上、許されるのだろうか。

(2)ホルムズ海峡は「国際海峡」

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